最近って言っても2年以上前ですけどね…ww
始めに、MapReduceの処理はMapフェーズとReduceフェーズに分かれます。
Mapフェイズで、入力データを分割して処理。
Reduceフェイズで、処理したデータをまとめます。
まずはMapReduceの理解を深めるために、
ある小銭の束の合計金額をMapReduceの考え方を使って求めてみましょう。
1. Mapフェイズ
小銭を1,5,10,50,100,500円のグループに分けてそれぞれの枚数を数えます。そして、グループごとの合計金額を計算します。
2. Reduceフェイズ
グループごとの合計金額を全て足して、小銭の束の合計金額が求まります。
しかし、これだけだとMapReduceのすごさはちょっとわかりずらいですね。
じゃあもう少しスケールアップしてみましょう。
さて、小銭の数がもし50枚程度なら一人でもこの合計金額を計算することは簡単でしょう。
しかし、もし小銭が10000枚あったらどうでしょうか?
一人では大変ですよね。
じゃあ、6人でやりましょう。
私は1円、君は5円、ユーは10円、あなたは50円、お前は100円、あんたには500円をそれぞれ数えてもらいます。
最後に、みんなの求めた金額を足せば合計金額が求まります。
わかったかな?
このような分散処理の考え方がMapReduceというわけです。
さて次は、このMapReduceをJavaを使って体験してみましょう。
参考文献1を見て体験してください。
個人的には参考文献1のMapReduceはなんか違うなーって思ったんだけど
まあいいか、
一応、自分なりの解釈でメモ書きしておきます。
「ある文字列の英字をカウントする」プログラムについて考えます。
1. 準備
ある文字列は「abcaba」とします。
値を保持するためのMapEntryクラスを用意します。
MapEntry2. Mapフェイズ
char key;
int value;
文字列を一文字ずつ読み取り、keyが文字、valueが1であるMapEntryオブジェクトを生成して、LinkedListに格納していきます。
abcabaMapEntryオブジェクトをソートします。
111111
aaabbcこのリストをa,b,cのグループに分けてさらに別のリストに格納します。 (入力データを分割)
111111
a | b |c
aaa|bb|c
111|11|1
あとはa,b,cの要素ごとにカウント。
3. Reduceフェイズ
カウントした数をデータ保存用の配列に格納。そして、必要とあらば出力。
こんな感じかな。
MapとReduceの境目が微妙だけど…
参考文献
1. @IT「GoogleのMapReduceアルゴリズムをJavaで理解する」
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